「大都市のど真ん中なのにゆっくりとした時間が流れていて、くつろげる」
そんな感想を持ちました。
札幌のど真ん中にありながら都会の喧騒から離れた洗練された空間、静かな時間が流れ、ゆったりとした流れる「札幌グランベルホテル」はホテルでは落ち着いた時間を過ごしたい方にピッタリです。
大通公園に面した同クオリティのホテルと比べて数千円安価(シーズンやプラン、部屋タイプによる)なのも魅力です。
この記事では、札幌の中心に立地する「札幌グランベルホテル」の概要、お部屋、大浴場、朝食にアクセスと幅広く、丁寧にご紹介していきます。
他のホテルとの比較にもお役立てください。いいなと思った方へ、この記事から宿泊予約のリンクにも飛べるようにしてありますので、自身の好みの部屋を安く取れるうちに、お早めにご予約ください。
※この記事でご紹介するのは「札幌グランベルホテル」です。「すすきのグランベルホテル」ではありませんのでご注意ください。公式HPにも記載がありますが、両者を間違って訪れてしまうお客様がいらっしゃるようです。当日は十分に気をつけましょう。
コンセプトと概要
グランベルホテルのコンセプト
グランベルホテルは「その街に集うすべての人にご満足いただける、その街のスタイルホテル」をコンセプトに、2006年に誕生しました。
街にはそれぞれに特有の文化があります。その街の文化の一角を担い、特有の文化を求めて集まってくる若者、家族、外国人などの多種多様なホテルステイのスタイルに応え、すべての人々に満足してもらえることを追求しています。
街の文化と調和する設計、一室ごとの芸術性あふれる客室のデザインでその街の、その街に合ったスタイルホテルを創造し、その街の魅力を高めることをミッションとしているホテルです。
参考:https://www.granbellhotel.jp/concept/
日本国内では札幌のほかにすすきの、銀座、渋谷、赤坂、新宿、京都、大阪に展開しています。私は全てのホテルに宿泊したことがあるわけではありませんが、各ホテルで「グランベルホテルブランド」としての統一感は保ちながらも、その街に合わせ、溶け込むような外観、内装のデザインになるように工夫されていることがわかります。
札幌に行ったら、札幌らしい時間を過ごしたい!と思いますよね?
「その街らしいホテルステイ」を楽しめるのがグランベルホテルなのです。
札幌グランベルホテルの概要
2021年4月21日開業と、札幌市内では新しいホテルです。
大通公園やすすきの、狸小路が徒歩圏内という立地でありながら、静かで落ち着いた空間づくりがされているのが特徴です。
都会のホテルというと、家族づれや若者グループ、外国人グループや、場合によってはツアー客などもいて、ガヤガヤしているホテルが少なくありません。もちろん家族連れや若者、外国人も宿泊するホテルですが、この空気感がそうさせるのか、とても静かでした。
木を取り入れ、高級感ある外観ですね。
ロビーも木の茶色を基調とした和モダンな落ち着いた空間になっています。
ウェルカムドリンクとしてデトックスウォーターなどがあり、以下の写真のようなテーブルをはじめ、ソファなどでくつろぎながら飲み、まったりとした時間を過ごせます。
札幌というと、飛行機で新千歳空港に降り立ち、そこからバスや電車で1時間以上かけてやっと辿り着く場所です。長時間の移動の疲れがゆっくりと抜けていくような、そんな癒しを感じることができる空間です。
アメニティ類もロビーから持っていくスタイルで、クレンジングや化粧水、コットン、綿棒などはロビーから持っていきます。
近年多くのホテルや旅館が導入しているエコへの取り組みをグランベルホテルも実施しているんですね。
お部屋にはコーヒーがありましたが、ロビーにずらっと5種類も並んだお茶たちはついつい飲み比べしたくなります。
大浴場のある13Fには24時間使えるコインランドリーがあり、長期滞在もOKです。
全館禁煙なのは、非喫煙者にはとても嬉しいですね。「空室あるけど喫煙室だけ…」という悲しい思いをする必要がありません。
もちろん、館内には喫煙所があるので喫煙者の方への対応もバッチリです。
デイユースプランもあります。
カップルはもちろん、札幌にはまだまだコワーキングスペースが少ないのでテレワークにもいかがでしょうか?
3時間:6,000円(平日のみ)
5時間:7,000円(土日祝8,000円)
客室だけでなく、大浴場も利用可!
詳細:https://www.granbellhotel.jp/sapporo/rest/#dayuse
グランベルホテルの最大の特徴は洗練されたデザインと高級感でしょう。
リーズナブルながらも上品で優雅な札幌ステイを楽しみたい方に特におすすめします。
6種類の客室
6種類の客室
客室は6種類あります。
ツインルーム:ツイン、デラックスツイン
トリプルルーム:トリプル
これらの6種類があります。
「デラックス」がつくお部屋になると少し広くなり、デラックスツインはソファベッドを利用すれば3名まで利用できるようになります。トリプルルームはソファベッドを使えば4名まで宿泊可能です。
※近隣の「すすきのグランベルホテル」には3名以上で宿泊できるお部屋がありません。ファミリーやグループは「札幌グランベルホテル」を選びましょう。
グランベルホテルの客室は「清潔感があって洗練され、とても静かで落ち着く部屋」という印象です。
壁がしっかりしていて、隣の部屋の物音が一切聞こえないことも、落ち着いた空間を作っている要因の1つでしょう。
高速Wi-Fiは当たり前、テレビではYoutubeなどの動画サイトやサブスクを鑑賞できてミラーリングも可と現代のホテルステイには不可欠な要素が揃っています。
柔らかい照明に癒され、寝心地のいいベッドでゆっくり休むことができますよ。
ダブルルームをご紹介
ここからは、私が実際に宿泊したダブルルームのご紹介です。
※写真は宿泊日の2023年8月末のものとなっています。
広々としているというよりはコンパクトな印象です。
高級感ある落ち着いたデザインで、清掃が行き届いた清潔なお部屋です。
ベッドにソファ、丸イスに小型のデスクと、広くはなくても1人でゆったり過ごすには十分な設備が揃っているなと感じました。
ベッドの頭のところもクッション素材が使われていて柔らかく、枕元の照明も柔らかく優しいです。
枕元にはコンセントだけでなく、USBポート、照明のスイッチもありました。
これ自体は珍しいものではないですが、やはりあると嬉しい機能ですよね。
ソファは座り心地がすごくよかったです。
この真正面にテレビがあるので、晩酌しながらゆっくりテレビを楽しむのは最高です。
一方で短所としては、PC作業にはやや窮屈さを感じました。
テーブルが小型なので、PCを置いたらもう他のものを置くスペースはありません。
Wi-Fiは高速で快適なのですが、イスとテーブルの快適さという点ではしっかりとしたデスクがあるホテルには劣ってしまいます。
仕事は外で、室内ではくつろぐというメリハリをつけるタイプの方にはピッタリですよ。
テレビは壁に取り付けられているタイプでした。
テレビにはミラーリング機能があり、Youtubeなどの動画サイト、サブスクを観ることができます。
ペットボトルのお水2本もサービスがありました。
パジャマはさらっとした肌触りのいい生地でとても快適でしたが、セパレートタイプだったらもっと良かったなと思います。
冷蔵庫は小型ですが、コンビニ弁当くらいは入るサイズでした。
ケトルとコーヒー、グラスにカップは冷蔵庫の上にありました。
ホテルのカップというと、白色の簡素なものが多いですが、高級ホテルのような上品すぎるものでもなく、グレーと水色の程よくおしゃれで気取らないものでしたよ。
ハンガーが4本もあったのでありがたかったです。
黒の部分はゴムで滑らないようになっています。
洗面台は鏡が大きく、身長185cmの私でもしゃがむことなく髪のセットができました。
高級ホテルでも少し膝を曲げないと自分の頭が鏡に入らないことが多いので、とてもありがたいです。
タオル類やドライヤーは洗面台の下に備えられていますよ。
バスタブなしのシャワールームは木目調でした。
水圧は十分で、お湯の柔らかい当たり具合がとても心地よかったですよ。
お手洗いは洗面台の真後ろでした。
もちろん、温水洗浄機能付きです。
チェックイン 15:00
チェックアウト 11:00
最大20時間の滞在が可能です!
大浴場〜天空露天風呂〜
最上階の13Fにある露天風呂付き大浴場では、札幌の夜空を眺めながら疲れを癒す至福のひとときを過ごすことができます。
都会のど真ん中でありながら、夜風に当たりつつ思いっきり足を伸ばせる空間は、贅沢以外の何者でもありません。
13Fは少し照明を落として“イイ雰囲気”が漂っています。
脱衣所も十分な広さがあり、ウォーターサーバーもあるのが嬉しいですね。
鍵付きのロッカーでセキュリティも安心で、洗面台はドライヤー、メイク落とし、スキンケア用品の設備が整っています。
内湯は黒を基調とした高級感ある内装になっていて、心がやすらぎます。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープ類はコーセー「スティーブン・ノル」シリーズを導入しています。
「スティーブン・ノル」はNYにサロンを構える世界的なトップヘアスタイリストとコーセーの技術を結集して生み出された健康で美しい髪へと導くヘアケアブランドです。
男性の皆様も普段とは一段上のヘアケアを味わってみませんか?
15:00〜25:00 / 5:00〜10:30
※日帰り入浴は行っていませんが、客室と大浴場が利用可能なデイユースプランがあります。
朝食
朝食は2Fのレストランでのバイキングスタイルです。
ザンギ、釧路のジンギスカン、スープカレー、海鮮、じゃがいもなど、北海道の名物が並びます。
海鮮とお野菜を瓶詰めにした一品です。地元の昆布醤油をかけてご飯に乗せれば、朝から豪華な海鮮丼の出来上がりとなります。お米はもちろん北海道産です。中でも高品質のブランド米「ふっくりんこ」を使用しています。
目玉の2つ目は「おかめや」の高級食パンを利用したフレンチトーストです。
一度に料理卓に出す数を少なくし、こまめに焼きたてを補充してくれる工夫を感じます。
この工夫のおかげで、美味しいフレンチトーストを常に焼きたてで味わうことができるのです。
他にもメニューは和洋様々なものがありました。
ラーメン、焼き鮭に卵焼き、サラダ、筑前煮、ヨーグルト、とろろ、納豆、デザート、フルーツなど、高級ホテルの数千円するバイキングには当然及びませんが、リーズナブルさと美味しさと品数のバランスが取れ、北海道らしい食材や料理もでているので十分に満足できる内容でした。
7:00〜9:30(9:00 L.O.)
アクセス
狸小路通り沿い、西8丁目にあります。
隣にはセブンイレブン、徒歩2分でまいばすけっとがあるなど、急なお買い物も安心です。
チェックアウト 11:00
※「すすきのグランベルホテル」とお間違いないようにご注意ください。
電車の場合
①地下鉄南北線「すすきの駅」8番出口徒歩8分
②地下鉄東西線「西11丁目駅」3番出口徒歩9分
③地下鉄東西線「大通駅」1番出口徒歩10分
ご覧いただいておわかりの通り、駅近とは言い難いところはこのホテルのデメリットかもしれません。
ただ、その分周辺が住宅地もあり、静かなところでした。
繁華街へのアクセスと静かさのバランスが取れているところだなと私は感じます。
車の場合
駐車場は1泊2,000円かかります。
14:00〜11:00の最大21時間まででこの料金(その他の時間は1hあたり300円)なので、早めに札幌入りして車を停めて周辺観光、ゆっくり朝ごはんを食べていても安心です。早めに朝ごはんを食べて、大通公園を散歩して戻ってきてから出発といったことも可能なので、とても嬉しいですね。
※収容台数32台(高さ2m×幅2.05m×長さ5.3mですが、一部高さ1.55mに制限される場所があります)
まとめ
札幌グランベルホテルについてご紹介しました。
私としては「札幌市街で迷ったらここ!」を自信を持っておすすめできるホテルだなと思います。
駅から徒歩8分かけることで、大通公園に面した同等クラスのホテルより1名1泊数千円ほど抑えて宿泊できるので、歩くのを厭わない方にはおすすめです。
すすきのの繁華街へのアクセスは大通公園周辺ホテルと変わりません。
ホテルでは静かな空間で思いっきりくつろいでリラックスしたいという方、ぜひ札幌グランベルホテルを利用してみてくださいね。
詳細はこちら↓
参考:https://www.granbellhotel.jp/sapporo/